2012年4月24日火曜日

大飯原発の再稼働に対する世論



朝日新聞社が21、22の両日、関西電力大飯原子力発電所がある福井県と近畿地方(2府4県)でそれぞれ電話による世論調査を行った。

△大飯原発の運転再開
福井で賛成36%、反対43%
近畿では賛成29%、反対52%
△「反対」と答えた人
「安全ではないから」が福井で67%、近畿でも61%
「地元あるいは周辺地域の理解を得ていないから」が福井で24%、近畿でも23%

△「賛成」と答えた人
福井で「経済や雇用の面で必要だから」が57%、「電力の安定供給のため」が35%。
近畿では「電力の安定供給のため」が54%、「経済や雇用の面で必要だから」が35%

△同意が必要な「地元」の範囲
福井で四つの選択肢を挙げて尋ねたところ、「福井県以外も含める」という回答が最も多い59%、「県内全域」が22%、「嶺南地方まで含む」が11%、「県とおおい町だけ」はわずか4%にとどまった。
△近畿で「滋賀県と京都府の同意も必要か」
「必要だ」が86%。
△原発から100キロ圏内にある府県の同意
福井の65%、近畿の72%が「必要だ」

△「仮に今年の夏、関電管内で原発の運転を再開しないで大幅に電力不足になるとしたら」という前提を示したうえで、「節電や一時的な計画停電が必要になってもよいか」
近畿で「なってもよい」が77%