2011年9月29日木曜日

絶望の中で連帯を求めて

昨年の大晦日、日本航空から整理解雇された165人のうち148人は「不当解雇」として裁判を闘っている。
知識や経験のある乗員、客室乗務員が集中的に、年齢で切られたそうです。
新聞各社は、この解雇やむ終えないと報じたが、以下の点は黙殺です。

第一に、日航が「二五〇人整理解雇」を発表した一一月一五日の時点で、「希望退職」応募者数が当初、日航本体の削減目標としていた一五〇〇人を上回り、すでに一六〇〇人を超えていたこと(最終的に一七〇〇人以上)。それなのに、なぜ二五〇人もの整理解雇が必要なのか――。

第二に、二〇一〇年四月~九月期の営業利益が当初計画の二五〇億円を大きく上回る一〇九六億円に達し、再建が順調に進んでいたこと。これも整理解雇の必要性を強く否定する。

第三に、整理解雇実施には厳密な四要件(①人員削減の必要性②解雇回避努力の実行③解雇選定基準の合理性④解雇手続きの妥当性)が必要であり(最高裁で確立した法理)、日航の整理解雇がこの要件を備えていないこと。たとえば、日航の解雇人選基準には、「五五歳以上の機長」「五三歳以上の客室乗務員」などILO条約に違反した年齢差別がある。「希望退職者」数、営業利益などから見ても、「人員削減の必要性」など四要件は全く充たされていなかった。

第四に、二兆三〇〇〇億円もの負債を作ったのはいったいだれなのか、という日航の経営破綻の原因。七〇~八〇年代以降、天下り官僚多数を含む経営陣の放漫・乱脈経営は、巨額の損失(ドル先物予約で二二〇〇億円、ホテル投資での四〇〇億円など)を出してきた。そのうえ過大な需要予測に基づく過剰投資(二兆円も注ぎ込んだ大型機の大量購入)で損失を重ね、九〇年代以降の「規制緩和」による高収益路線の奪い合いで、不採算路線の赤字補填が不可能になった。これは自民党政権下の航空行政にも重大な責任があった。

明日、稲盛和夫会長が証言台に立つそうです。注目です。

2011年9月28日水曜日

無罪的執行猶予!


日本の裁判官たちの間では「無罪的執行猶予」という言葉が使われている。検察の顔を立てつつ、無罪の心証を持った被告を事実上救済する判決のことを言うのだという。9月26日、東京地裁で言い渡された陸山会事件の判決は摩訶不思議な代物だった。
地裁の認定によれば、石川知裕・衆院議員と大久保隆規・元秘書は、岩手県・胆沢ダムの下請け工事受注の謝礼として水谷建設から計1億円ものヤミ献金を受け取り、その事実を隠すために政治資金収支報告書にウソの記載をしたということになる。
もし、これが事実なら、陸山会事件の実態は単なる政治資金規正法違反ではない。極めて悪質で、巨額の“贈収賄”だ。しかも2人は法廷で無実を主張し、反省の色を見せていない。司法関係者の常識だと間違いなく実刑のケースである。だが、実際に言い渡された判決は大久保氏に禁固3年・執行猶予5年、石川氏に禁固2年・執行猶予3年だった。
判決の奇 妙さは、大久保氏と石川・池田光智両氏との共謀を認定した部分にも表れている。検察側は石川氏が04年分、池田氏が05年分以降の政治資金収支報告書を虚偽記載する際に会計責任者の大久保氏に報告して了承を得たとして同氏を起訴した。だが、今年6月末に東京地裁が下した証拠決定では大久保氏と石川・池田両氏が互いの共謀を認めた検事調書は違法な「切り違え尋問」や「検察官による威迫、利益誘導、長時間の取調べ等の結果録取された」もので、任意性がないとして証拠採用されなかった。
つまりこの決定で大久保氏と石川・池田両氏の共謀を具体的に証明する証拠は排除されたのに、判決は3人の間で虚偽記載についての「共通の認識が形成された」ことを認め、大久保氏に「概括的な故意が 認められることはもとより、共同正犯としての責任も肯定できる」とした。これは常識では考えられない、支離滅裂な判断である。これは魚住昭(うおずみ・あきら)さんの指摘です。

次は朝日新聞社説です。
「公共工事をめぐる企業との癒着を背景に、政治活動の批判と監視のよりどころである政治資金収支報告書にウソを書き、不信感を増大させた」
小沢一郎氏の政治資金団体に関する裁判で、東京地裁はそう指摘し、元秘書3人に有罪を言い渡した。中堅ゼネコンから裏金が提供された事実も認定した。政界の実力者の金権体質を糾弾した判決といえる。
 秘書らは「有罪としても軽微な事案」と訴えていたが、これも退けられ、執行猶予つきながら公民権停止につながる禁錮刑が選択された。起訴後も衆院議員にとどまってきた石川知裕被告は、潔く辞職すべきだ。
描いた構図がほぼ全面的に認められたとはいえ、検察にも反省すべき点は多い。捜査段階の調書の多くは、威迫と利益誘導を織り交ぜながら作られたとして証拠採用されなかった。
 供述に頼らず、客観証拠を積み上げ、それによって物事を語らせる。取り調べでは相手の話をじっくり聞き、矛盾を法廷に示し判断を仰ぐ。そんな方向に捜査を見直すことが急がれる。丁寧に立証していけば主張が通ることを、判決は教えている。


直接的な証拠なくても客観的な“状況証拠”があれば有罪になることを示した判決を評価する朝日社説。この判決は、証拠がなくても被害者の一方的な証言で作り出される痴漢冤罪の構造だと、批判する江川紹子さん。みなさんはどう思いますか。




2011年9月27日火曜日

新潟市東区役所新庁舎オープン


新潟市東区の区役所が20日、開庁した。新区役所は閉店した旧イトーヨーカドー新潟木戸店を改修したもので、市民活動の拠点となる文化・交流施設なども併設された。
新区役所は、市が同店敷地約1万5千平方メートルを約3億1千万円で購入し、地上4階地下1階の建物(延べ床面積約3万1700平方メートル)の無償譲渡を受け、平成22年10月から約15億円をかけて内装などを改修していた。

1階は区役所の全7課がワンフロアに集約されたほか、区社会福祉協議会が入った。2階は文化・交流施設「東区プラザ」と木戸健康センターで、プラザには300席のホールと6つの講座室、和室2室、音楽や調理など特別室。

3階は同プラザの図書室で、地下はフィットネスクラブや歯科医院、飲食店など12店舗が入居し、年内にオープンする予定。4階と屋上、屋外には計約350台分の駐車場が用意されている。(産經新聞より)
岡山市中区役所も参考にしたいですね。

2011年9月26日月曜日

納得いかない答弁。

9月議会で、岡山市公民館の嘱託職員の労働時間について個人質問がありました。その答弁は、休憩時間が明記されていない点については、60分ありますと答弁。残業はなしで、夜の講座等やむ終えないときは、別の日に振替るそうです
疑問1 休憩は何時から取るのですか?
疑問2 やむ終えないときとは、どんなとき?
疑問3 この振替はどこに書いてあるのかな?いつまでに振替えるのか決まってる    の?

2011年9月24日土曜日

今も、津波対策は万全だって!

津波に対する安全性の確認
地震随伴事象として想定される津波について詳細な数値シミュレーション等を実施して施設の安全機能に重大な影響を与えないことを確認

この文、電気事業連合会のホームページにある記述です。現時点で、福島第一原発事故に関する記述はありません。したがって今まで、いかに原発は安全かがじっくり書かれています。
3.11以降の現実を見聞きしてきた私たちが、こんな説明で原発は安全と思っていたのかと思うと、愕然となります。ぜひご覧下さい。

2011年9月22日木曜日

市民への奉仕が共通目標ですよね。


朝日新聞922日の経済気象台というコラムです。
経営学の泰斗(たいと)、米のチェスター・バーナードは、組織成立の条件として三つの要素を挙げた。共通目標、協働意思、コミュニケーションである。
パナソニック、ソニー、ホンダといったわが国の優良企業では、創業者が経営理念やビジョンなどの組織目標を掲げ、社員の意識を高める諸施策で協働意思を目標にあわせると共に、社員間のコミュニケーションを充実させてきた。この3要素はまた、組織の存続条件でもある。
わが国の官僚機構も、この3要素を立派に備えている。国民への奉仕という本来の目標を見事に無視して、官僚の相互繁栄という互助組織を共通目標とした。省あって国なしと言われ、退官した官僚をトップとするピラミッド型組織の中で、組織拡大を貢献基準とする協働意思を成立させている。外郭団体を含めて増殖を重ね、いまや暴走状況に近い。
(以下要約すると)
官僚の暴走を抑えなければならない民主党は組織目標(綱領)がなく、てんでにばらばらな行動をとっている。政権交代という共通目標で成立した組織が、その後漂流は当然という内容です。
この内容を、岡山市に置き換えるとどうなるのでしょうか。岡山市ミニ官僚機構が担ぐみこしに乗った岡山市長と議員。そのもとで自由気ままに繁栄を謳歌するミニ官僚機構。岡山市民の声として新聞等が伝えるのは、町内会や婦人会、商工会議所、某バス会社、某デパート等。彼ら彼女らの声以外の声もあるはずだけど。まさにこの辺りで共通目標、協働意思、コミュニケーションの盤石な組織が成立してるのかな?
そう言われれば商工会議所の人と岡山市長、海外行ったり、要望に来たりする場面を新聞、テレビでよく見るね。

2011年9月21日水曜日

遅いんですね。

台風15号の接近による大雨で、9月21日午前6時、岡山市東区竹原の下竹原地区に、午前8時30分岡山市南区彦崎に避難勧告を発令しましたという、岡山市水防本部のお知らせの文書がFAXで来ました。差出しは岡山市議会事務局で、時間は9月21日10時14分と記されています。
こうした文書は、被害が大きかった9月始めの台風12号の時は届かなかったことを考えると、改善されたのでしょうか?FAXする時間もっと早ければと思います。
8 時48分には、「秋の交通安全市民運動初日行事」(9月21日13時から開始)中止の広報連絡がFAXで来ました。

2011年9月20日火曜日

今夜は大雨注意報

台風15号の接近で岡山市も激しい雨が降っています。
9月3日、台風12号の直撃で岡山市でも避難指示が出されるなどする中、おおきな被害を出しました。そうした中、岡山市中区では土のう袋が必要なところへ渡らなかった事例が起きていました。
当初、土のう袋の取り扱いは町内会の依頼を原則に対応していたのですが、用水路の水位が上昇したことにともない樋門の操作や道路浸水箇所の通行規制等で、職員はその対応に追われ、土のう袋への十分な対応が困難になったのでした。
中区では市管理の水防倉庫等で土のう袋2700袋、消防署で5200袋保管をしていますが、活用できなかったということです。今回の必要なときに活用できなかった原因を分析し、対応策を早急に出してほしいと思います。
しつこいですがこんな状況の中で、ジムで汗を流す災害対策本部長高谷茂男岡山市長の資質が、問われなければならないと思うのは私だけでしょうか。
PS 大雨警報が発令されました。

2011年9月16日金曜日

大雨洪水警報発令中 お気をつけください。


平成23年 9月16日22時06分 岡山地方気象台発表
岡山県の注意警戒事項
 南部では、17日明け方まで土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に警戒して下さい。

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岡山市 [発表]大雨(土砂災害、浸水害),洪水警報 [継続]雷注意報 
 特記事項 土砂災害警戒 浸水警戒 
 土砂災害 警戒期間 17日明け方まで
   注意期間 17日明け方まで
 浸水 警戒期間 17日明け方まで
   注意期間 17日明け方まで
   1時間最大雨量 60ミリ
 洪水 警戒期間 17日明け方まで
   注意期間 17日明け方まで
 雷 注意期間 17日夜遅くまで
 付加事項 はん濫 突風

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今日午後1時頃から降り出した雨で、先週の台風12号に続き、冠水してます。(16日22時頃)
岡山市のHPにはこの雨に関して情報ありません。

2011年9月15日木曜日

経産省は、福島県民に謝罪したのか?

前福島県知事佐藤栄佐久さんの話に、こんな話がありました。
知事在職当時の1993年4月、東京電力から福島第一原発に使用済み核燃料を保管する共用プールを建設したいと申し入れがあった。一時的な保管であるというので、問題ないと思ったが、念のため経産省に確認を求めたところ経産省の課長は、2010年には青森県の六ヶ所村に第二再処理工場が竣工するので、そこに共用プールの使用済み燃料を移すと説明され、プールの設置を了承した。
ところが翌1994年に策定された原子力長期計画では「2010年ごろに再処理能力、利用技術などについて方針を決定することとします。」驚いて先の課長の話はどうなったか問い合わせたが、その課長は異動していて、約束は反故にされたのでした。
この話は、佐藤さんの著「知事抹殺」や、「世界」(2011.10)に書かれています。
官僚におんぶに抱っこの野田政権になって、「民主党の自民党化」が言われています。
大事なことは、原発政策を推し進めたのは誰かをしっかり見据え、政治がリーダーシップをはたすことだと思います。

2011年9月14日水曜日

鉢呂発言、全マスコミ総攻撃?

朝日新聞の声欄で、鉢呂発言は辞任に値するような発言だろうかと、問う意見が掲載されている。
死の町という表現も事実を表現したに過ぎない。避難住民を侮蔑するものではない。
非難されるべきは「死の町」を生み出した、原発推進の政治家、官僚、電力会社、学者たちのはずだ。真実を語る表現に対して、横並びで揚げ足とりばかりするメディアの報道姿勢に不信を感じる。
こういった趣旨です。
この間のマスコミ報道で、なぜ鉢呂発言が問題か、明確な説明のないまま事態が推移することに違和感を強く感じていた者としては、わが意を得たりの記事でした。

2011年9月12日月曜日

考察 避難勧告とジム、高谷岡山市長の行動は

例の9月3日。6時50分暴風波浪、高潮、大雨、洪水警報発令。17時45分高潮警報解除。20時58分暴風波浪警報が強風波浪注意報に。
4日3時27分大雨警報が大雨注意報に。7時45分洪水警報が洪水注意報に。16時31分すべての注意報、警報解除。

3日11時災害対策本部設置(警戒体制2号配備)、15時特別警戒体制3号配備。
4日0時警戒体制2号配備、8時注意体制1号配備、15時30分災害対策本部解散。

避難勧告
3日正午 久々井、水門、南水門、宝伝、犬島地区、甲浦地区、小串地区
17時 南区(妹尾・箕島小学校区を除く)
18時 御野・綾南・御南小学校区
20時30分 南区(妹尾・箕島小学校区)

避難指示
15時 宝伝地区30世帯70名
20時30分 東中島町、西中島町

被害
床上浸水120棟、床下浸水4380棟、道路損壊4カ所、橋りょう2カ所、崖くずれ105カ所、ため池1カ所、倒木4カ所

避難者数 2239人

(注)危機事象のレベル 1.監視体制(待機配備) 2.注意体制(1号配備) 3.警戒体制(2号配備) 4.特別警戒体制(3号配備) 5.非常体制(4号配備)

考察 
ここまで書いてきたいろいろな状況の中で、高谷茂男岡山市長が9月3日15時ごろ帰宅し、その後1時間から1時間半、近所のスポーツジムに行ったことは正しかったか。
新聞報道で新聞社で違うのが、ジムに行く理由。朝日は「秘書広報室によると、高谷市長は「一昼夜にわたって対応しなければならない可能性もあった。シャワーで汗を流し、その後に備えようという気持ちもあった」と話しているという。」
ところが、山陽新聞や岡山日日新聞は、「健康維持のため運動する必要」と話していると報道。第一報は朝日9日。山陽・岡日は10日。
市役所にいなくてもいい根拠として電話連絡が取れるからと報道でありますが、災害時電話不通の可能性はありませんか?もしかして想定外でしたって言うつもりですか。これひとつとっても災害対策本部がある市役所で陣頭指揮にあたるのが当然だと思いますが、自宅で待機しなければならない正当な根拠は何?私には思いつきません。職務放棄ですよね。

さらに避難勧告が出された地域の人を想えば、浸水におびえている状態の中で体はってがんばっている消防をはじめとした市の職員や、地域の人々を想えば、けっして「ジム行こう」とはならないでしょう。どうこの疑問に答えてくれますか?高谷茂男岡山市長殿

2011年9月10日土曜日

あ然!岡山市議会

昨日報道された高谷茂男岡山市長が、9月3日避難勧告が出される中、スポーツジムへ行っていた件、朝日新聞以外は、現時点でNHKだけが報じています。
昨日の岡山市議会は個人質問の真っ最中ですが、この問題、質問通告は間に合わないので質問とはならないにしても、発言としては触れるべきだと考えますが、誰も触れませんでした。なぜ追求しないのですか。これが市民の目線ですか?
災害が少ないと言われる岡山市を直撃コースの台風12号が迫ってる中で、最高責任者が、ジムで汗を流してる。ありえないでしょう。また岡山市はこの状態を、危機管理上問題なかったとしている。これは市長は不要という意味かな?
たしかに議会見ても、高谷市長の答弁は皆無。当局でただ一人、筒井祐治都市整備局長が、答弁で気を吐いています。原稿なしで7分間大演説。議場から拍手ですよ。こんな熱血漢が市長だったらと、正直思います。

2011年9月9日金曜日

あ然!岡山市長様



朝日新聞の本日記事です。山陽新聞は掲載ありません。

台風12号の岡山県上陸が迫っていた3日午後、岡山市災害対策本部長の高谷茂男市長がスポーツジムに行っていたことがわかった。市内に避難勧告が出ていた時に汗を流していたことになるが、高谷市長は「いつでも連絡がとれ、市役所にもすぐ行ける状態だった。問題はない」としている。

 市はこの日、台風の接近を受けて午前11時に災害対策本部を設置した。正午には、「潮位が上昇し、浸水が始まるおそれがある」として東区と南区の3166世帯に避難勧告。午後3時には30世帯を避難指示に切り替え、午後5時に新たに南区の約6万世帯に避難勧告を出した。台風は午後6時ごろ、県に上陸した。

 対策本部の会議が開かれたのは午後2時ごろ。市長はここで幹部職員に指示を出してから帰宅。その後、近所のスポーツジムに行ったという。

 市によると、災害対策本部が設置されると市長が本部長に就くが、自宅などで待機し、職務代理者の副市長が庁舎に常駐して指揮をとる場合が多いという。3日も佐古親一副市長が市役所に詰め、高谷市長と電話で連絡をとりながら職員の指揮をとった。

 秘書広報室によると、高谷市長は「一昼夜にわたって対応しなければならない可能性もあった。シャワーで汗を流し、その後に備えようという気持ちもあった」と話しているという。担当者は「ジムは市長宅に近く、自宅待機に準じた状況だった」と説明している。

教えて! どのくらいの時間ジム行ってたのですか?
     ジムの所在地は?

2011年9月8日木曜日

岡山市のコンベンション実績

岡山市経済局観光コンベンション推進課のデータです。平成21年度の開催数179件。参加者数112,549人。補助金交付は70件、金額は1260万円。19年度は167件121,985人。補助金が43件、465万円。20年度は175件133,406人。補助金が52件、585万円。
開催規模は、21年度の補助金交付70件で見ると500人未満が31件。500人以上1000人未満が21件。1000人以上2000人が11件、2000人以上5000人が3件。5000人以上1万人未満3件。
この現実の上に立ったとき、先日岡山市が発表した3000人から5000人収容のコンベンション施設の整備が、岡山市に必要なんでしょうか。
岡山市がコンベンション誘致でライバルにしている福岡市ですが、確かに福岡国際センター(収容可能人数1万人)福岡国際会議場(同3000人)と大きい施設があります。平成21年度開催数は1742件参加者数383万6000人となっています。
開催数で10倍、参加者数に至っては38倍。これってライバル関係と呼べるの?

2011年9月7日水曜日

給食、松阪牛ですか。




朝日新聞の記事からです。岡山市でもやりましょうよ。

三重県松阪市は小中学校と幼稚園、保育園給食の主要食材の産地を9月分の献立から公表することにし、山中光茂市長が8月30日の記者会見で明らかにした。東日本大震災の影響で、食材への関心が高まっていることを受けた試みで、県内では初めて、という。
 公表品目はパン、米、牛乳、卵のほか、野菜や果物、魚、肉、大豆と、豆腐、納豆などの大豆製品。市内産のほかは県名を、国外産は国名を記す。小中幼稚園は現在、米、卵は松阪産を、牛乳は県内産を使っている。
実際に使った食材の公表は、予定産地と実績が異なることがあるため、使用月の翌月中下旬に公表する。
献立の食材については、小中幼稚園は毎月下旬に市のホームページで公表し、給食便りを通じて、保護者に知らせる。保育園は各園で納品業者や産地が異なるため各園で掲示する。対象は48小中校と14幼稚園、私立を含む36保育園。
また、同市は7月23日から自粛していた保育園給食での牛肉の使用について、9月分の献立から再開することも発表した。県松阪食肉公社で処理するすべての牛肉に対し、簡易放射線検査が始まったため。小中学校でも9月分の給食から牛肉を使う。

2011年9月6日火曜日

中区役所の場所の検討・・・利用者である区民の声がお聞きできる効果的な方法を検討・・・


岡山市議会における「中区役所」に対する当局答弁をご紹介します。最優秀答弁はずばりこれ。具体化急いでくださいよ。
平成23年2月定例会
片山伸二市民局長      
中区役所の場所の検討につきましても,中区と連携しながら,利用者である区民の声がお聞きできる効果的な方法を検討してまいりたいと考えております。


平成20年6月定例会

企画局長(難波巧君) 中区の区役所について,いつごろまで借りるのか,新しい区役所の土地を探し,建設を始めるのはいつごろになるのかというお尋ねでございます。
 中区の区役所となるRSKメディアコムの借用期間につきましては,市民の皆さん方に当面この施設を区役所として使用することをお示ししていることや,区役所として稼働するための施設改修やLAN整備等に一定の初期経費がかかることなどから,区役所開設から5年程度は賃借し,その後は状況に応じて検討するということで所有者と協議を進めております。現在,区役所位置などについての市民の皆さんへの周知や開設のための準備作業に取り組んでいるところでありまして,まずは移行時の適正な稼働に向けて全力を傾注することが重要というふうに認識をしております。

平成20年11月定例会
企画局長(難波巧君)
中区役所の位置はどのような手順,方法でいつまでに選定を行うのか,また候補地はどこを考えているのかというお尋ねでございます。
 中区につきましては,RSKメディアコムを賃借し,区役所として稼働するために必要な施設改修やLAN整備等の改修工事を行い,区役所として市民サービスを滞りなく提供できるように全力を傾注して取り組みを進めているところでございます。一定の整備費を要していることなどから,現段階では区役所開設から5年間は賃借をし,その後の使用は状況に応じて検討することといたしております。

平成21年6月定例会
片山伸二市民局長  政令市のまちづくりについて数点御質問いただいております。
 まず,中区役所についての項のうち,中区役所はいつまでメディアコムを使うつもりか,賃料,敷金を含め5年6カ月間で支払う金額は,陸運支局は平成24年4月から移転が決まっている,折衝に動くべきと考えるがいかがかとの3点の御質問に一括してお答えいたします。
 中区役所につきましては,山陽放送株式会社と「RSKメディアコム貸室賃貸借契約書」を締結いたしておりまして,平成26年3月末までの期間を賃借し,その後は毎年度の状況を踏まえながら契約を更新していく契約となっております。また,賃借料,敷金を合わせますと,契約期間に支払う総額は約2億5,000万円となっております。
 次に,新たな区役所の設置場所の選定に当たりましては,交通の利便性や一定規模の面積を要するほか,さまざまな課題を総合的かつ計画的に検討していく必要があり,議員御提案の用地も含めまして,今後研究してまいりたいと考えております。
片山伸二市民局長
同じくメディアコムのことにつきまして,じゃあ終わりがないのかという御質問をいただいておりますが,開設に当たりましては,施設整備等,初期投資もいたしておりますので,契約に定める5年6カ月間につきましては,これを継続使用しながら,その間に適地の検討を初め,必要な準備を進めたいというふうに考えております。
 ただ,議員御指摘のとおりにすぐにそういった次の場所へ移転できるということではございませんので,今からそういったような各種の状況等も勘案しながら総合的に検討を始めてまいりたいというふうに考えております。

平成21年11月定例会
片山伸二市民局長  まず,中区役所について,維持費に問題意識を持ち,建設に向けた準備に入らなければならないという思いでいるのかとの御質問にお答えいたします。
 議員御指摘のとおり,中区役所の5年6カ月間の賃借料につきましては,行財政運営の中でその負担の重みは十分認識しているところでございます。
 中区役所の今後のあり方につきましては,現状のサービス提供力を高める取り組みを進める中で,賃貸借期間を考慮した財政面での検討を初め,市民の利便性や拠点性,また一定規模の敷地の確保等,さまざまな課題を総合的に検討し,整理していく必要がございます。いずれにいたしましても,今後全市的に議論する中で,市議会や市民の皆様の御意見をお聞きしながら,本市としての方針を決定してまいりたいと考えておりますので,御理解を賜りたいと存じます。

平成22年2月定例会
片山伸二市民局長  まず,中区役所関連の6点の御質問に一括してお答えいたします。
 まず,メディアコム内の他のテナントの賃料や坪単価につきましては,個別の企業情報であることから明確なお答えはいただけませんでしたが,貸し主さんからは同フロアの入居者については中区役所と同程度であるとお聞きしております。
 次に,契約期間を更新する場合の判断基準とその際の検討項目についてでございますが,区役所ができて便利になり,喜んでいただいている皆様も多くおられます。したがいまして,区民の皆様が引き続き更新を望まれるのか,別の場所への移転を望まれるのか,また移転する場合にだれしもが納得のいただける場所があるのかどうか,さらには財政面からの検討も重要な判断基準,検討項目になると考えております。
 次に,例えば新設を考えた場合のその着手時期ということでございますが,その場合には土地の選定から取りかかる必要があり,余り時間的余裕がないのは事実でございます。
 次に,更新したときのデメリットと賃料の交渉につきましては,仮に引き続き更新した場合,賃料の負担が継続することとなりますが,移設の場合にも土地の取得費,建物の建築費用等の多額な負担が生ずることになることから,必ずしもそれがデメリットになるとは考えておりません。なお,賃料は当初から5年6カ月間をお借りする前提で設定しておりますので,現時点での賃料の見直しは契約上困難なものと考えております。
 次に,移転が決まっている陸運支局の土地につきましては,議員御指摘のとおり中区内の貴重な土地ではございますが,将来の岡山市のまちづくりの観点から有効活用が可能かどうかなどについて,全市的な検討を行った上で判断する必要があると考えております。
 いずれにいたしましても,中区役所は議会からの御要望を受け,応分の初期投資や家賃の発生を見込んだ上で,それでも適切な場所として今の場所を決定した経緯もございますので,今後も利用状況や市民の皆様からの御意見,御要望等も見きわめた上で,区役所のあるべき方向性を検討していく必要があると考えております。

平成22年6月定例会
片山伸二市民局長  なぜ,南区は決まっているのに中区は場所が決まってないのかという再質問の項,不公平ではないかという再質問にお答えいたします。
 当然,これは合併時に南区役所につきましては,移転を前提といたしました暫定的に当時の灘崎町の役場を使用するというふうに決定しております。それに対しまして,中区役所につきましては,RSKメディアコムを当面活用するという方針を決定しているところでございまして,当然そういったような取り扱いが当初から異なっておるものでございますので,御理解を賜りたいと思います。

平成22年9月定例会
片山伸二市民局長  まず,陸運局跡地の問題に関して,まちづくりについての所管はどこかと,また区のあり方について市民はどこと話をすればいいのかという再質問にお答えをさせていただきます。
 まず,一般論で申し上げまして,本市のまちづくり全般という形になりますと,これは当然企画局を中心にという格好になろうかと思います。ただ,現在の所掌事務上,区役所の機能であるとか,そういったことについての御要望等につきましては市民局というふうな役割分担という形になろうかと思います。
 続きまして,中区役所についての将来ビジョン,いつまでにするのかと,このままでは市民に不安を与えるだけだということで,どう説明責任を果たすのかという再質問がございました。
 議員御指摘のとおり,やはり市民の皆様に安心して相談であるとか窓口関係の業務,そういった市民サービスを市民の方に安心して受けていただくためには,そういった施設,サービス拠点の位置等について,これは早急に明確にお示しすべきものだというふうに認識をいたしております。
 ただ,現在まだ中区役所ができまして約1年半というふうな状況でございまして,やっと市民,特に区民の皆様方に区役所を認知していただいたというところでございますし,また年間届け出,証明等の問い合わせ業務も約126,000件ということで積極的に御利用いただき始めたところということもございます。区役所の位置等につきましては,市民の皆様の利便性を第一義に,財政的な問題であるとかコストパフォーマンス,ライフサイクルコスト,こういったものを含めて総合的に判断する必要があると考えております。そこら辺につきまして,全庁的な検討の中で早急に結論を出してもらいたいというふうに考えております。
片山伸二市民局長  中区役所が民間施設であるために,そういった災害時等の対応は十分できるのかという趣旨の御質問だと思われます。御答弁申し上げます。
 当然中区役所,メディアコムと賃貸借契約を結ぶ際におきまして,区役所業務についてお借りをするということでしておりますし,先ほどありました災害対策本部等の業務も区の業務でございますので,こういったものも当然区の業務として賃貸借契約の中に含まれるものであるというふうには考えておりますし,そういうことでメディアコムのほうにも御理解をいただいております。
 ただ,御質問の中にございました,市民の方が避難場所として使うこと等について具体的なことについて協議できてない部分もございますので,そこら辺については今後メディアコムと十分協議をしてまいりたいというふうに考えております。

平成22年11月定例会
片山伸二市民局長  区が自立するためにはの項,区の地図についての御質問にお答えいたします。
 区の地図につきましては,現在区を単位とした地図はないことから,各区の特性を生かしたまちづくりを進める上で必要と認識しておりまして,今後関係局と協議してまいりたいと考えております。
 次に,中区役所のあり方についての一連の御質問に一括してお答えいたします。
 中区役所につきましては,RSKメディアコムを当面の区役所として活用することとした経過等を踏まえ,慎重な検討が必要であると考えております。
 このため,中区役所のあり方について,現在関係局室区間で検討を行っているところであり,できるだけ早期に一定の方向性をお示しできるように努め,議会や市民の皆様の御意見をお聞きした上で,市としての方針を決定してまいりたいと考えております。
次に,避難場所についてのメディアコムとの協議,さらには駐車場についての御質問に一括してお答えいたします。
 中区役所は災害対応活動の拠点に位置づけられ,避難場所としての利用は想定されておりませんが,事情がわからない市民の方が災害の際に区役所に避難されるケースも当然想定されるところでございまして,避難場所へ誘導するまでの間,一時的に使用することも考えられます。
 現在まで具体的な協議には至っておりませんが,契約上,そのような使用について問題がないか,山陽放送と協議してまいりたいと考えております。

平成23年2月定例会
片山伸二市民局長      
中区役所の場所の検討につきましても,中区と連携しながら,利用者である区民の声がお聞きできる効果的な方法を検討してまいりたいと考えております。

2011年9月5日月曜日

なぜそんなにがんばるんだろう。

週刊金曜日という雑誌があります。最新号の最終ページに、ホームセンターの駐車場で直射日光を浴びながら車両の誘導をしていた警備員さんが、よろよろ倒れそうになったのを目の当りにした文があった。
地面に手をつきながら、誘導棒を振り続けようとしている。声をかけると「大丈夫。すみません」。水を勧めても誤るばかりで飲まない。、救急車を、と言ったが結局、同僚が木陰に背負っていったという話です。
つぎは私が聞いた話ですが、ある職場では、経費削減のため、よほどのことがない限り残業はしてはならない。そうなると照明を消して仕事を続ける、それは大丈夫だそうです。残業代なんかもらったことないという声も聞こえてくるかな。
 

2011年9月2日金曜日

できそうでできない。

今日の朝日新聞によれば、「自民党の国会議員を応援する岡山市議会有志の会(仮称)」が結成されたようです。「年内には自民党市議団に移行したい」と会長は考えているようです。記事は、今後の可能性は不透明としている。
なぜか?
現在、岡山市議会で自民系は、政隆会、新風会、明政クラブ、無所属に分かれて熾烈な主導権争いを演じています。この春の議長選では、これらの会派が二手にわかれ、公明党、民主系を巻込んで、結果は公明党の議長誕生、自民系は副議長と、わけの分からないことになりました。
その後も、議員辞職勧告や議員定数を巡り、主導権争いがずっと続いています。これからも、2年後の議長選に向けて続くでしょう。
そんな訳で、自民党市議団実現はなかなか難しいと考えるのが筋だと思います。
ただ一寸先は闇の世界ですけど・・・

2011年9月1日木曜日

岡山市議会思いつき改革(案)

まず議員個々の、議案・決議案・意見書に対する、賛成・反対などを明らかにする。
次に、本会議の議事録は、インターネットで検索できるが、同様に委員会の議事録も検索できるようにする。
もうひとつ、議員がじっくりと調べたり、議論の時間を十分確保して議案の審議をより充実させたり、市民の声を聞く公聴会を開催したり、チェック機能を強めるために、会期を現在の年4回の定例会を見直し、通年議会に近づけるか、現行のままなら委員会の閉会中審査をより充実させる議会運営に変える。まだまだあると思いますが、まず取り組んでほしいです。
これらの議会改革は、岡山市議会定例会条例、同規則、岡山市議会会議規則、岡山市議会委員会条例等を変えれば可能です。
要は、岡山市議会議員のやる気です。