2011年9月22日木曜日

市民への奉仕が共通目標ですよね。


朝日新聞922日の経済気象台というコラムです。
経営学の泰斗(たいと)、米のチェスター・バーナードは、組織成立の条件として三つの要素を挙げた。共通目標、協働意思、コミュニケーションである。
パナソニック、ソニー、ホンダといったわが国の優良企業では、創業者が経営理念やビジョンなどの組織目標を掲げ、社員の意識を高める諸施策で協働意思を目標にあわせると共に、社員間のコミュニケーションを充実させてきた。この3要素はまた、組織の存続条件でもある。
わが国の官僚機構も、この3要素を立派に備えている。国民への奉仕という本来の目標を見事に無視して、官僚の相互繁栄という互助組織を共通目標とした。省あって国なしと言われ、退官した官僚をトップとするピラミッド型組織の中で、組織拡大を貢献基準とする協働意思を成立させている。外郭団体を含めて増殖を重ね、いまや暴走状況に近い。
(以下要約すると)
官僚の暴走を抑えなければならない民主党は組織目標(綱領)がなく、てんでにばらばらな行動をとっている。政権交代という共通目標で成立した組織が、その後漂流は当然という内容です。
この内容を、岡山市に置き換えるとどうなるのでしょうか。岡山市ミニ官僚機構が担ぐみこしに乗った岡山市長と議員。そのもとで自由気ままに繁栄を謳歌するミニ官僚機構。岡山市民の声として新聞等が伝えるのは、町内会や婦人会、商工会議所、某バス会社、某デパート等。彼ら彼女らの声以外の声もあるはずだけど。まさにこの辺りで共通目標、協働意思、コミュニケーションの盤石な組織が成立してるのかな?
そう言われれば商工会議所の人と岡山市長、海外行ったり、要望に来たりする場面を新聞、テレビでよく見るね。