2013年6月21日金曜日

栃木大田原市、子宮頸がんワクチン保護者判断で


子宮頸(けい)がん予防ワクチンの接種を「中止はしないが、推奨をやめる」と厚生労働省が決めたことについて、大田原市は国の方針に従って、接種の可否を保護者の判断に委ねることにした。保護者に対し、通知したという。 

 津久井富雄市長が20日の定例記者会見で説明した。同市は2010年に全国で初めて小学6年女子を対象に集団接種を始めた。さらに個別で高校1年までを対象に実施。11年度からは中学1年から高校1、2年を対象に個別に行っている。

 3年間の平均接種率は個別を含め64・9%で、これまでに接種後の副作用などの訴えはなかったという。

 今年度も565人が該当し、すでに24人が実施した。まだ実施していない人については「接種勧奨差し控え」を通知した。