2013年9月14日土曜日

路線バスの車内事故に注意を、消費者庁


路線バスの重大事故等の分析及び利用に関するアンケートの調査結果より平成 21 年 9 月の消費者安全法の施行以降、平成 25 年7月末までに、乗合バ ス(以下「路線バス」といいます。)の車内事故等であって、骨折などのけがが  生じているものが 273 件通知されており、その 98.9%が重大事故等 となっ ています。これらにつき分析したところ、路線バスが動き出すときや停車する ときなどに特に事故が多く起きており、60 歳以上のけがが 78%(213 件)である ことが分かりました。

さらに、路線バスでの転倒経験や利用者の意識について把握するため、40 歳 代から 70 歳代までを対象にアンケート調査を行ったところ、車内等での転倒で 骨折等の事故が起きていることを知っている人は 27%でした。

消費者庁は、このような状況をふまえ、消費者への注意喚起を行うとともに  、公益社団法人日本バス協会に継続して事故防止に積極的に取り組むよう、各バス会社への周知を要請しましたのでお知らせします。 重大事故等とは消費者安全法において、治療期間が 30 日以上のけがなどを伴う事故等をいう。