2011年7月15日金曜日

不適正な経理の実態は

昨年の話なんですが、会計検査院の検査で、岡山市でも平成15年度から20年度の国土交通省、農林水産省所管の国庫補助事業の事務費の経理処理について、不適正な経理処理や補助対象とならない用途に支出していたことが指摘されました。
国への返還金は、28,540,730円と加算金14,206,267円を合わせた42,746,997円で、すでに返還されたそうです。

指摘された不適正な経理処理とは。 

「預け金」  架空取引を指示するなどして、支出金を業者に預け金として保有させ、後日、これを利用して契約した物品とは異なる物品を納入させるなどしていたもの

「一括払」  支出負担行為等の正規の経理処理を行わないまま、随時、業者に納入させた上で、後日、納入された物品とは異なる物品の請求書等を提出させて、これらの物品が納入されたとする虚為の内容の関係書類を作成することなどにより需用費を一括して支払うなどとしていたもの

「差替え」  契約した物品とは異なる物品に差し替えて納入させていたもの

「翌年度納入」  物品が翌年度に納入されていたのに、現年度に納入されたこととして購入代金を支払っていたもの

「前年度納入」  前年度に納入されていた物品が、現年度に納入されたこととして購入代金を支払っていたもの

どうですか。市役所には法令順守という言葉がホコリかぶっているんですね。まるで無法地帯ですね。
この結果、国に支払う加算金も税金。これで財政が厳しいと言うのですか。岡山市長様。