2012年6月25日月曜日

災害時、品川区HPをYahoo!で



東京都品川区は20日、ポータルサイト運営大手のヤフー(本社・港区)と災害時の情報発信に関する協定を結んだ。区によると、情報発信に関してヤフーと協定を結ぶのは、都内の自治体では初めてという。

 昨年の東日本大震災の時、被災地の県や市町村の公式ホームページにアクセスが集中し、閲覧が難しくなったり、サーバーがダウンしたりするケースがあった。このため、協定は、災害時、区の公式ホームページにアクセスが集中しそうな場合に、ヤフーが運営する「Yahoo! JAPAN」に区のホームページの複製サイト(キャッシュサイト)を作り、そちらに誘導することで、区のサーバーへの負荷を減らし、ダウンを防ぐ。

 また、区のホームページに障害が発生して閲覧ができなくなった場合には、「Yahoo! ブログ」を活用して、避難所などの情報を発信できる。今後、具体的な内容などは、区とヤフーが協議して決める。区の費用負担は発生しないという。