2012年1月27日金曜日

空き家どうします。


 茨城県牛久市は、空き家の管理や有効な活用のために「空き家条例」を制定することを決めた。適切に管理されていない場合は所有者の「氏名の公表」なども定める予定で、3月の定例市議会に条例案を提案する方針だ。市では、可決されれば、県内で初めての条例になるとしている。

条例案は最終の詰めの作業に入っている。固まった主な内容は、管理の面では、雑草が茂り樹木が境界を越えているなどの場合は、市民からの苦情を受けて実態調査をするほか、所有者に助言、指導する。改善されない場合は、勧告や命令を行い、最終的には、住所や氏名の公表をできるようにするという。

また、有効活用の面では、地域交流の拠点としての利用や若年者の居住促進などを念頭に、所有者から空き家を登録してもらう。ホームページなどでこれらの情報を公開することを検討している。

総務省が2008年に実施した住宅・土地統計調査では、全国の空き家は757万戸あり、5年間で97万戸増えている。同じ調査で県内でも17万8400戸の空き家があり、5年間で3万1700戸増加した。
この問題、高齢社会、人口減少社会を迎え、これから大きな社会問題になりそうです。