2012年5月29日火曜日

ベーシックインカム(以下BI)とは

朝日新聞の抜粋です。ベーシックインカム(以下BI)とは、全ての人は生活に足る所得への権利を無条件で持つ、という考え方である。生存権の純粋な形での表現といっても良い。18世紀末に出現した(トマス・ペイン『人間の権利』)。

 BIに関する本。J・S・ミルの『経済学原理』(岩波文庫、品切れ)は、労働意欲を阻害せず、また高い労働生産性をもたらすだろうと、BIを評価している。

1960年代後半以降、『ベーシックインカムとジェンダー』や、「現代思想」2010年6月号(青土社・1300円)の特集「ベーシックインカム――要求者たち」には、この要求を掲げることの希望、困難、そして危険について率直な意見が表明されている。

日本でBIという概念の普及に貢献しているのは、実は書籍よりもインターネット上の議論で、『働かざるもの、飢えるべからず。』の小飼弾や、山崎元など有力なブロガーたちの議論に触発される形で、多様な議論が展開されている。