2012年8月17日金曜日

浦添中学生議会


青少年の目線から市政に対する疑問や意見をぶつける第2回てだこ議会(主催・浦添青年会議所)が13日、市議会で開かれた。市内5中学校から選ばれた30人の中学生議員が一般質問に登壇し、教育や福祉、市民生活、基地問題など幅広い分野について市政をただした。

 浦添中学校3年の仲田好孝君が議長となり、通常の議会と同じ形式で議事が進行した。傍聴席で本物の市議や保護者らが見守る中、中学生議員たちは大人顔負けの鋭い質問で市当局を“追及”。市当局の答弁にメモを取るなど真剣な表情でチェックした。

 志良堂耕大君(神森中3年)は市の歴史を学ぶウオークラリーについて「知らない人が多い」と指摘。市当局は「中学校へチラシ配布をしていなかった。今後の広報のあり方を検討したい」と答弁。親富祖顕吾君(港川中3年)はコミュニティーバスの再運行について質問。「100円で市内のどこへでも行けるのは魅力的」と指摘し、「本格的な事業実施に向け取り組んでいきたい」との答弁を得た。

 與座希さん(浦添中3年)は地域通貨「察度」の認知度の低さを指摘。市は「対象事業を増やすなど制度の普及に努めたい」と述べた。議員提出議案として、てだこ議会宣言も全会一致で決議した。