熊本市の幸山政史市長は、自身の10月分の給与を全額カットする。4月に市が政令指定都市になったにもかかわらず、市職員の不祥事が相次いだことを受けての判断という。全額のカットは02年の就任以来、初めて。副市長2人の給与も3割カットする。
この日、定例の記者会見で明らかにした。幸山市長は「不祥事が相次いでいるのは遺憾。責任の所在を明らかにしたい」として決断したという。10月で政令指定都市になってから半年であるため「指定市元年の後半戦として再スタートしたい」と述べた。市長の給与は113万2千円。
市によると、飲酒運転などによる不祥事でこれまでに6人が懲戒免職となっている。