2012年2月16日木曜日

4月から政令指定都市に移行する熊本市


4月から政令指定都市に移行する熊本市で、新しく置かれる西区役所と東区役所の新庁舎が完成し、幸山政史市長らが15日、両庁舎を見学した。
 新庁舎は、東区は同市東本町に新設、西区は同市小島2丁目の西部市民センター横に増築された。総工事費は東区が約18億円、西区が約15億円。いずれも3階建てで、環境への配慮から屋上に太陽光パネルが設置されたほか、段差などを減らして安全性を重視したユニバーサルデザインが採用された。
 両庁舎を見て回った幸山市長は「さまざまな人が利用する区役所は、きめ細やかな配慮が必要。4月以降も利用者の意見を採り入れながら、改良できれば」と話し、西区長に内定している永田剛毅・健康福祉局次長は「職員で協力し、できて良かったと思われる区役所にしていきたい」と意気込んだ。
 中央区は市役所本庁舎を使い、南区は富合総合支所、北区は植木総合支所を整備し、区役所とする。いずれも3月末までに引っ越し作業を終え、4月に開所する。