2012年2月28日火曜日

小宮山厚労相 個人情報保護法の取り扱いに問題と指摘


 さいたま市や東京都立川市で孤立死が相次いだ問題について、小宮山洋子厚生労働相は24日の記者会見で「非常に残念。痛ましいことで、しっかりと情報が行政に届き、把握して対応できればよかったと思う」と述べた。

 小宮山厚労相は「情報が行政に届かなかった。個人情報保護法の取り扱いの問題がある」とも述べ、支援が必要な人々を把握する上で、同法が壁になっているとの認識を示した。例として、ガスの使用が止まったことをガス会社が把握した際の情報共有を課題として挙げ「法に過敏に反応しすぎている点がある。問題提起したい」とした。
 厚労省は23日、電気・ガスなどの事業者や民生委員との連携を強化し、孤立した人々を把握し支援するよう都道府県に通知した。