2012年3月28日水曜日

歩道橋にも命名権です。


 愛知県は27日、県が管理する歩道橋の命名権(ネーミングライツ)を売り出すと発表した。県有施設の命名権の販売は初めて。厳しい県財政の状況を踏まえ、新たな財源を確保して道路施設の管理費に役立てようと考えた。
 対象は交通量が多い道路にかかる60カ所。年20万円以上、契約期間3年以上を条件に入札してもらい、美化運動などの社会貢献活動の有無も考慮して県職員や外部の有識者らが選ぶ。落札者は橋桁に5平方メートル以内で企業名や商品名、ロゴマークを掲示できる。
 県によると、名古屋市でも2010年から約240カ所の歩道橋の命名権を販売しているが、売れたのは26カ所にとどまる。県の担当者は「企業も厳しい状況なので簡単に売れるとは思わないが、できることをやりたい」と話す。