2011年8月25日木曜日

コンベンション都市が一丁目一番地ですか。岡山市よ。

岡山市の高谷茂男市長は25日の会見で、会社更生手続き中の林原(同市北区下石井)がJR岡山駅南に所有する約5万平方メートルの土地について、「(売却先の)民間事業者が決まり次第、土地の一部に市がコンベンション施設を整備することを働き掛けたい」との意向を表明、同席した読谷山洋司副市長は、コンベンション施設は3千〜5千人が収容できる規模、事業費は他都市の例から70億〜100億円程度を見込んでいることを明らかにし、「管財人には今後、(市の)意向を伝えていく。可能であれば(施設整備に充てる)土地は購入したい」と述べた。こうした内容が山陽新聞WEBに、現在掲載されています。
同時に岡山市駅元町の「岡山コンベンションセンター」の指定管理者に(株)岡山コンベンションセンターが引き続き選ばれたことも掲載されています。この会社は岡山市が出資する第三セクターで、昨年統括部長を業務上横領で告訴するという全くガバナンス力に欠けた組織です。また選ばれるなんてあり得ない。岡山市はコンプライアンスの意味わかってるの。身内には優しくってことじゃないよ。8月20日に書きましたが、公民館の状態、労基法違反のままですからね。
今日の本題は冒頭の記事ですが、これが実現すると岡山駅の東口・西口にコンベンション施設が岡山市により整備されることになります。6月議会でコンベンション誘致に、なぜ負けたかという議論がありましたが、施設面の能力でという議論ではなかった。にもかかわらず、今日の話。全く理解に苦しみます。また、この土地を購入すべきとの議会質問にたいして、当局は購入しないと答弁しているのです。
7月5日の報道でも、「岡山県経済団体連絡協議会の中島博座長、岡山県商工会議所連合会の岡崎彬会長(この人(株)岡山コンベンションセンターの代表取締役)、岡山経済同友会の中島基善代表幹事、県中小企業団体中央会の武田修一会長らが市役所を訪問。中島座長が高谷市長に要望書を手渡した。岡崎会長は「市に一部でも取得してもらい、何らかの権利を確保してほしい」と求めた。市長は「広大で多額な土地を(市が)一括購入することは大きな財政負担を生じる。民間企業が取得し、開発する中で適切な土地利用がなされるよう働き掛けたい」と話した。」となっており購入方針はないことを明言しています。
にもかかわらず、巨額の事業費が必要にもかかわらず、本日唐突に出てきた。
なぜ? 議会で徹底的に議論すべきですね。
それにしても、図書館整備など一向に進める気がないのに、商工会議所などが要望すればすぐやるのですか。
市民の福祉向上が地方自治の一丁目一番地じゃないのですか。高谷茂男岡山市長様。