ガバナンス10月号で、松山 淳氏(アースシップ・コンサルティング)が非常時のリーダーシップについて書いています。
鉄則1
最優先課題に全精力を集中させる。非常時は優先順位を決め、順位どうりに行動を起こす。意思決定のスピードを高めるため、その基準をシンプルにし、行動を単純化する。
鉄則2
最良の行動をとるためにルールを破る勇気をもつ。「有効なことをなしえたものは、すべて、自分でその時点で最良と思う行動を自己の責任において行ったものであった」
鉄則3
「成功の確率」を心配するより「行動の量」を高める。不確実な状況においては、連続した失敗行動の積み重ねで、何が失敗で何がそうでないのかが明確になり、把握されていく。小さな失敗によって成功するための行動が明らかになっていくのだ。
鉄則4
最前線の自律的な行動を支援するため悪役を買って出る。非常時における「組織の手続き」は、最前線で働く人々の足かせになることが多い。最前線への上層部の過度の侵入を防ぐ防波堤にならなければならない。
鉄則5
非常時を乗り越えられることを信じ抜くこと。慌ててもいい。不安になってもいい。でも、心のどこかで「きっと大丈夫だ」と思える自分をつくり出すメンタリティが欠かせない。
どうでしょうか?リーダーのみなさん。