2011年10月25日火曜日

残業代の未払い?


残業代の未払い対策です。以下は新聞の記事を要約したものです。働いても自ら請求しなければタダ働きになります。黙っていることは美徳ではありません。ただ単に泣き寝入りです。
 
 決められた労働時間を超えて働いた従業員に、会社は残業代を支払う義務があります。
 残業代や深夜割増賃金を計算するには、会社は当然ながら、従業員が何時から何時まで働いていたのかを確定する必要があります。労働基準法では、従業員の労働時間を把握し、その記録を3年間保存することが義務づけられています。
 サービス残業の防止をねらった厚生労働省の通達も、会社に対し、従業員の労働日ごとの出退勤時刻を記録する措置をとるよう求めています。その方法として(1)会社側が実際に確認して記録する(2)タイムカードやICカードなどの客観的な手段で確認する、ことを挙げています。
 会社側がタイムカードを取り上げて打刻させなかったという事例で慰謝料の支払いを命じた判例はありますが、もし、会社が適正な労働時間の確認、記録を怠っているならば、労働基準監督署に申告し、是正を求めることが先決です。
 自衛策としては、自分で毎日の勤務時間を記録することです。その際、出社と退社の時刻だけでなく、業務内容を具体的に書き込み、その内容を裏付ける作業報告書の写しを備えておいたり、同じ時間帯に働いている同僚と互いに記録をとって補完しあったりすれば、訴訟で認められやすくなります。