2011年10月20日木曜日

「買い物弱者」支援

日本経済新聞より
日本郵政グループの郵便事業会社(日本郵便)四国支社は19日、愛媛県の食品スーパー、ママイ(新居浜市、後藤隆彦社長)と組み、高齢者などの「買い物弱者」を主な対象にした会員制の買い物支援サービスを11月15日に始めると発表した。ママイが作成したカタログから利用者が商品を選択して注文すると、翌日午後に日本郵便が自宅に届ける仕組みだ。
新サービス「郵優(ゆうゆう)お買い物サービス」は入会金や年会費が無料。対象地域は当面、愛媛県西条市の全域(約5万世帯)とする。
注文は総額3000円(税込み)以上に限り、別途、300円の送料が必要となる。支払いは商品との代金引換となる。
ママイの商品カタログは食品や日用品約1000品目を掲載している。日本郵便の配達員が郵便配達の際、買い物に不自由していると思われる世帯などへ新サービスの告知とともにカタログと注文用紙を手渡し、入会を促す。
会員になれば注文用紙を自宅の郵便受けに入れるか、ファクスで送ることで注文できる。
注文した商品は日本郵便がママイのフレッシュバリュー西条店で集荷し、郵便配達員が注文者に直接手渡しで配送する。配送にあたって商品に適した常温、冷蔵、冷凍の3温度帯で対応する。
インターネットを利用した買い物サービスは大手スーパーを中心に広がっているが、日本郵便はネットに不慣れな高齢者向けに郵便配達員が手渡す仕組みを採用することにした。(2011・10・20)

岡山では「まごころタクシー便」といって、タクシーが届けてくれるサービスが8月1日から始まっています。パークス東山店の商品カタログから、9時から11時30分の間に電話かFAXで注文すると、当日15時から17時にタクシーが届けてくれる。商品代金と手数料350円を現金で運転手に支払う。
いまやさまざまな方法で「買い物弱者」市場へ企業が進出しているようです。実はこの問題は、過疎に悩む中山間地だけの問題じゃない。「交通弱者」問題と密接に関係しています。行政の関与があるべきだと思いますが・・・