2012年11月11日日曜日

プリン。


京都教育大学生活協同組合(京都市伏見区)で2日、プリン20個を誤って4千個発注してしまうミスがあった。騒動を知った学生らがツイッターで「お願い。プリン買ってあげて!」と購入を呼びかけると投稿が拡散し、その日売り出した204個が完売した。京都大など近隣5大学の生協にも販売を協力してもらい、即日完売する生協もあったという。

 京教大生協の関係者によると、購買担当者が発注システムで数量を誤って入力し、2日に4千個のプリンが届いた。京教大だけではさばききれず、5大学の生協に計約3800個の販売協力を要請。京教大は2日、204個を自前で販売し、「ご協力お願いします」と陳列棚に張り紙をした。値段も通常105円から70円に値引きした。

 張り紙を目にとめた学生らがツイッターで写真を次々と投稿し、購入を呼びかけた。投稿は拡散し、京教大では2時間ほどで完売。「心やさしい京教生の皆さん、ありがとう」。2日午後、完売後の棚に感謝のメッセージが張られた。

 京都大(同左京区)の生協も5日に1400個の販売を始め、同生協のツイッターで「プリン大特価セール開催してます!」と宣伝し、午後7時半、「完売でした」と投稿した。

 京教大生協関係者は「申し訳ないやら、ありがたいやら。学生の皆さんに本当に感謝しています」と語った。