2012年11月7日水曜日

乗り合いタクシー・安城市


愛知県安城市が、市のコミュニティーバス(通称・あんくるバス)が走っていない地区で予約式乗り合いタクシー「あんくるタクシー」を実験的に運行し始めた。実験期間は1年。アンケートや利用状況をみて本格実施の判断をするという。

 バスの不便地域10地区のうち、今回は里町、高棚町・箕輪町地区、小川町地区の3地区でモデル実施する。 

 タクシー会社の車両を使い、最寄りのあんくるバスの停留所まで走らせる。乗り合いタクシーは1日4往復のダイヤ。だれでも利用できるが、電話で1時間前(往路1便は前日午後9時)までに予約をする必要がある。 

 料金は1回100円(未就学児無料)。地区内にある4~6カ所のあんくるタクシー用の停留所で待っていれば迎えに来てくれる。原則、毎日運行するが、予約のない時は運行しない。

 同じ地区で複数の予約がある時は相乗りになる。ダイヤはあんくるバスに合わせて設定されていて、タクシーとバスを乗り継いだ場合は片方の料金が免除される。

  市によると、あんくるバスを1路線追加するには年間約1700万円の経費が必要。あんくるタクシーは毎日、全便の利用があった場合でも1地区あたりの経費は年間約400万円に抑えられるという。